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ツェッテルカステン!―大塚あみ『# 100日チャレンジ 毎日連続100本アプリを作ったら人生が変わった』

ビリギャルみたいなのを想像してたが全然違った 怠け者の大学生が授業中にchatGPTを使ってゲームを作っていたら教授に褒められて学会で発表をすることになる、というところから始まる。それがきっかけで100日間毎日新しいプログラミングをするとい...
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ポストモダンとポスト・トゥルース―『現代思想2021年6月号 特集=いまなぜポストモダンか』

そもそも「いまポストモダン」なのかという疑問はあった(いまというか4年前だけど)。 ミチコ・カクタニによる「ポスト・トゥルース状況をもたらした諸悪の根源はポストモダニズムにある」という批判にどのように応答するのかというのが起点となった特集と...
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マニアの執念おそるべし―『スライ・ストーン Sly Stone』

スライが亡くなったので、そういえばドキュメンタリーがあったなと思ってU-NEXTで鑑賞したのだが、これが思わぬ珍品だった。 2015年作。Wikipediaによると同じ監督が2009年に「Coming Back For More」という映画...
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コロナ前のシーンは熱かった―『EL ZiNE vol.37』【130冊目】

昨日に続き濃厚パンクZINEの2019年に出た号を続けて読んだ。 巻頭はTHE LAST SURVIVORS。このバンドはたいへん渋い印象がある。プロレスでいうと柴田みたいな。ドラムで平野さんが入ったときなのだがインタヴュアー氏が平野さんの...
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積読の雑誌を消化する月間―『EL ZiNE vol.36』【129冊目】

いまでもコンスタントに続いていて頭の下がるパンクジン、2019年発行の号。本棚の積読雑誌コーナーより。 巻頭インタヴューはスウェーデンのメタルパンク、Cliff Lundberg氏へのインタヴュー。なんとなく難しい人のようで、リード文でもイ...
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ジャズ喫茶は行くのも本で読むのも好き―『#VINYL Issune 1』【128冊目】

ジャズの勉強をしていることはただいまnoteで連載中だが、そのきっかけの一つとしてジャズ喫茶の楽しみを覚えたということがある。 横浜・野毛の老舗「ダウンビート」に行った際、ピアノの低音がものすごくてびっくりしたものだ。ぼくはフリージャズでも...
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寝るのがゴダール体験の醍醐味とはいえ―映画プログラム『イメージの本』【127冊目】

ジャン=リュック・ゴダールの遺作と言われるものは死後「本当の遺作」「正真正銘の遺作」といったものが続々と出てきた(『Scenarios』が「正真正銘の遺作」らしい)のだが、とりあえず生前最後に公開された長編映画としては『イメージの本』という...
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デヴィッドといえばボウイとヨハンセンとリンチとフィンチャー―『ユリイカ2025年4月号 特集=デヴィッド・リンチ』【126冊目】

「ユリイカ」のデヴィッド・リンチ追悼号。リンチの追悼特集みたいなものってあまりチェックしてないのですが、滝本誠さんはどこかに書いたのかな(とりあえずこれには載ってなかった)。 巻頭の未邦訳インタヴューはなんとなく話題がとっ散らかった感じはあ...
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ドラマの前に原作を―マーサ・ウェルズ『マーダーボット・ダイアリー 上』【125冊目】

Apple TV+のお試しを利用していろいろと楽しんでいる。先日よりいくつか紹介しているが、いまはセス・ローゲンのコメディドラマ「ザ・スタジオ」を観ています。 そんなAppleオリジナルでドラマ化されたSF小説が『マーダーボット・ダイアリー...
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その意気やよし―『ワタツミ vol.01』【124冊目】

昨年春の文学フリマで買った批評同人誌。ちょっとどういう経緯の人たちが作ったものだったのかは覚えてない(ほんの一年前なのに……)。 「総特集アメリカ」と、なかなか大きく出た。その意気やよし。まだバイデン政権だったころなんだな。目次は以下の通り...