起きるとけっこうな雨……。
西武線の特急に乗るために9時くらいに出ようかと思っていたのだが、宿のシャトルバスの時間などとの兼ね合いも考えて予定を変更。八高線で行くことにして10時前に家を出る。
JR八王子駅のコンビニでビールを買い、八高線で飲み始める(思った以上に普通に在来線だったのでためらいはありつつ)。高麗川駅で乗り換えたらボックス席になったのでやっと旅行っぽくなった。妻から「飲むならここからでしょ」と言われる。埼玉でも北側に行くともう景色が東北とかとほとんど変らないのだな
寄居駅で再度乗り換えて秩父鉄道へ。
長瀞に着くと、シャトルバスの時間まで30分強。食事するにはちょっと時間が足りない感じなので周囲をうろうろしてみることに。神社があるのだが山の上にあるようなのでちょっと時間がないかなと。蕎麦屋と土産物屋が多い。射的があるのが笑う(昭和の温泉街!)。休業の店が多くて、なにやら全体に寂れたムードがただよっている。
13時半にバスが来たので乗車。14時に本日の宿「ばいえる」着。隣接する日帰り温泉「星音の湯」と経営が共通で、宿泊者はそちらの入場券もついてくる(ついてこないコースもある)。チェックインはまだできないとのことで、とりあえず温泉の入場券だけもらった(一人2枚ずつだった。1枚かなと思ってたので嬉しい)。
まずは風呂の前に、館内のレストランで昼食にする。あんまり腹も減ってないし夕食までに時間もないのでつまみ程度に。しゃくし菜という菜っ葉の漬物が名物らしいのだが、これが実に旨い。絶対お土産に買っていこう。
昼食を終えて風呂へ。ちょっととろみのある温泉。露天も気持ちがいい。浴槽は複数あるので、風呂→水風呂→風呂→水風呂→休憩→サウナ→水風呂→休憩、みたいな感じで、水風呂をはさみつつランダムにいろんな風呂とサウナを行き来する。1時間半くらいこれを繰り返したところでいったん休憩所に出て読書。
19時半からマッサージを予約して妻と合流しチェックアウト。宿に向かう。宿の横の河原をちょっと歩いた。朝の散歩が気持ちよさそうだと言っている。
宿にチェックインして部屋へ。広いな!
ここは夕食は弁当で、配達だと言われたので一瞬ちょっとがっかりした(素泊まりでもよかったねとまで言っていた)のだが、いざ18時にその弁当が来るとすごい豪華弁当だった。
館内のドリンクバーへお茶を取りに行く。なんだか複雑な構造で、方角を見失う。最近ミステリに関する本を作っていることもあり、こういう変わった構造の建物を見るとついつい事件が起きそうな気がしてしまう。このあたりの感じとか、もはや天知茂の江戸川乱歩じゃないですか。
夕食後一休みしてまた星音の湯へ。予約していたマッサージを受ける。ここにはマッサージ師は4人いるが今回の人だけが指圧師なのだという。「背中めっちゃ硬いですよ!」「太ももがパンパンですよ!」とか言われつつ、肩をゴリゴリ回すのと脚をほぐしてもらうやつがよかった。
お土産コーナーでクラフトサワーなるものを買って宿にもどり、飲みながら本を読んだりノートを書いたりして24時頃就寝。
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