『狂骨の夢』を読み進めている。そろそろ京極堂による謎解きのフェーズに入る。
午前中の会議でフリー編集者氏からの提案企画をプレゼンし、つつがなく承認される。この人の企画はいつもキャッチーですんなり通るので羨ましい。数は少ないがぼくより打率は高い。
昼食の後、バンドメンバーからメッセでニュースを見たかと言われる。え、見てないけど、と思いつつニュースサイトを開いた瞬間に目に入ってきた櫻井敦司の訃報。え、ちょっと、と思う。呆然となってSNSをリロードし続ける。夕方まで何も手がつけられない。
とりあえずあまり頭を使わない作業を……と思い、ライターさんから届いた録音を機械起こしにかけ、それをたたき台として45分ほど起こす。
帰宅してしばらくYouTubeの公式チャンネルでB-Tの動画を観まくる。その勢いで35周年のDVDを注文。
日頃から影響を受けたギタリストに今井寿の名前を挙げるくらいにはBUCK-TICKのことは好きだったのだが生で見たことは一度しかなく、でもその一回はたいへん素晴らしかったので、久々に見に行く来月の公演を楽しみにしていた。一緒に行く友人と予習を兼ねた前夜祭も予定していた。
初めてのBUCK-TICKはNHKのJUST POP UPに出演して「In Heaven」を演奏したときだった。とりあえず見た目にインパクトが強く、レンタルCD屋で『Romanesque』や『Seventh Heaven』を借りてテープにとって聴いていた。リアルタイムで発売日に『TABOO』を買って聴いたときの衝撃。その後も作品を重ねるごとにすごくなっていくのを追っていく興奮は、自分にとって「ひとつのバンドを聞き続ける楽しみ」の原点のひとつになっている。
一時期興味が離れてしまったが、数年前から近作もちょっとずつ買い集めていた。最新作もすごかったし、これからももっともっとすごくなるはずだったのに。
とりあえず35周年DVD+CDセットの『THE PARADE』を注文し、涙ぐんだまま就寝。
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