【44冊目】ロアルド・ダール『オ・ヤサシ巨人BFG』 

03 Books

『チャーリーとチョコレート工場』や『ファンタスティック Mr.FOX』の原作者としても知られるロアルド・ダールの児童文学で、本書もスピルバーグによって映画化されている。

孤児院に暮らす少女ソフィーが眠れない夜、窓の外を見るとそこには巨人が! ソフィーは巨人に捕まり、巨人の住処に連れ去られてしまう。その巨人はヒトを食べない「オ・ヤサシ巨人」で、巨人としては身体が小さく、他の巨人たちからはいじめられている。巨人たちが日々、人間界にやってきてヒトをさらって食べているということを知ったソフィーはオ・ヤサシ巨人と一計を案じて……

スピルバーグが原作者をやる場合、『宇宙戦争』がいちばん極端な例だが、かなり手を入れることが多い。『マイノリティ・リポート』も原作を読んだらびっくりしたものだ。『レディ・プレイヤー1』はどうだったかな……。

さておき本書についてはスピルバーグも比較的忠実に映画化していて、ちょっとアクション的な見せ場を加えたくらいだったと思う。

けっきょく頼るのが王室っていうあたりが微妙に気に食わないのだが、まあ戦前生まれのイギリス人ってそんなもんなのかな。

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