10時起床。コーヒー、バナナをいただいてモーニングページを書いたり日記を書いてブログを更新したり。
3時過ぎに昼食。輸入食材店で買ったポテトニョッキをペペロンチーノふうにしたもの。もうちょっとソースっぽいものにして味が染み込むようにしたほうが美味かったかも。まだ半分残ってるので次は試そう。

Gil Evansの『Plays the Music of Jimi Hendrix』。ギターリフを管楽器のアンサンブルにアレンジしたりしたビッグバンドジャズ作品。これはかなりの珍品だな、という感想。
15時半頃家を出て渋谷へ。
前職場の前を通って代官山のLOKO GALLERYへ。髙橋恭司・古川日出男「水霊」展の最終日。
抽象画と詩のコラボというか、写真家の高橋恭司氏が描いた抽象画にインスパイされた古川さんが「水霊」というモチーフで詩を書き、さらにはその詩を手書きの冊子にしたものを燃やしてオブジェにする(その過程が映像で記録されている)という展示。

なんとなくだが、「写真家が抽象画を描くこと」と「小説家が詩を書くこと」は通じるものがあるんじゃないかなと思った。ナラティヴから逃れてマチエールと向き合う、みたいな。
本日はクロージングでイベントがあり、まずは古川さんがギャラリーパフォーマンスを行う。メキシコの芸術家が主催するワークショップに参加していると想像してください、と語りかけることから始まり、東京についての語り、黒いゴムマットを正方形に切り抜き、そこにビー玉を落とすといった行為から、詩の朗読に突入していくというもの。30分くらいだったろうか。古川さんの朗読は相変わらずすごい迫力で、息を潜めて見入って&聞き入ってしまう。
その後は高橋さんが登場し、古川さんを撮影するセッションに。いわゆる作家のポートレートとは異なる動きのある写真を撮っていく。
最後は二人のトークで、撮ったばかりの写真を見ながら感想を述べ合い、そこから現代社会について二人の感じる疑問みたいなことへと展開。
パフォーマンスの様子も撮影していたのだが、デジカメにヴィンテージの映像用レンズをマウントし、さらに撮影の過程でレンズに指をあてたりしてアナログなエフェクトをかけていたという。指だけでなく、指輪の光が展示されている写真と合わさって効果を生んだりしていた。
古川さんにご挨拶して19時すぎくらいに辞去。また会社の前を通る。明かりがついてるので元同僚が来てるんだな、ちょっとビールでも差し入れに持って寄ってみようかなと思わなくもなかったが、けっきょく真っ直ぐ帰ることにする。
帰りの電車でロブ=グリエ『快楽の漸進的横滑り』読了。映画のシノプシス、撮影台本、カット割りの指示書みたいなものが収録されている。台本は映画とほぼ同じというか、むしろこんなに予め決めて撮影していたんだなと驚く。撮影時のアドリブ的なものがかなり少ないのでは。
夕食後、U-NEXTで『モナ・リザアンドザ・ブラッドムーン』

すごいよかった。こういう映画好きだなあという感想。
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