継続の力―『EL ZiNE vol.49』【151冊目】

03 Books

vol.0からスタートしているのでこれが50号目。隔月で出し続けるだけでもすごいが、この継続力もすごい。見習いたい。

巻頭のEVILはブラック・スラッシュメタルの新鋭。これまでの全ライヴが1ページに掲載できるくらいの活動歴なのにNuclear War Now!から2枚アルバムが出てるってすごいな。

続くKiller QueenはNo Futuresのイワタさんがドラマーのグラムパンクバンド。とにかくルックスに華のあるバンドなので一度ライブを観たいと思ってのでした。歌謡ロックみたいなのをロック~パンクのサウンドでやりたいという趣旨なのかな。美容室のお客さんをヴォーカルにしてしまったという

Smash Your Faceはインタヴューではなく、EPリリースのときにnan changが書いたもの。ダウンロードコードつき冊子みたいな形で出したやつだな。考えてみたらかなり長らくライヴを観てない気がする。その後もいろいろ面白い活動をしてるバンドなので、こないだメジャーから出たアルバムのインタヴューとかどこかに載らないのかしら。

六根というのは名前はよく観るけどどんな感じなんだろうと思っていたのだが、ギターボーカル&ドラム編成のハードコアとのこと。
デモCDは買ったけどちょうどコロナ禍でもあったのでライヴ観たことなかったCrunk。これもライヴ観たいなあ。SLANT、KRIMEWATCHなどの影響あるとのこと。若いのかと思ったらヴォーカルが20代なだけだったそうだ

Roughneck Records~Domino RecordsのLaurence BellがLEATHERFACEについて語るインタヴューというのもある。メロディックなパンクだったが、タイミングも微妙に悪かったりしていまひとつブレイクしきれなかったという話。渋めのメロディック・パンクは嫌いじゃないのでちゃんと聞こうと思いつつ手が出なかったバンドだな。

Baseからリイシューの出たSKIN。パンクへのシンパシーも強いが本人の意識としてはロックンロールとのこと。佐久間正英プロデュースで、日本でロックを録音する苦労が語られる。これが後の佐久間ワークスにつながるのかな

大越よしはるさんのコラムは80年代札幌のパンク~ニューウェーヴ~ハードコアヒストリー。大越さんの経験をベースにしつつ、初期パンクからGods Gutsあたりまでという感じ。SLANG以前という感じなのかな。東京ロッカーズの影響が強いという印象で面白そうなバンドもたくさんあるのだが、いまでも聴けるものはあんまりなさそうだ

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