昨年に引き続き宝島社より刊行されたホラー小説の年間ベストムック。SFやミステリのランキングに比べて既読率が低かったように思う。ランキングベスト20のうち読んでいたのが国内編で3作、海外編で1作。ただし、いずれも自分としてはSFとか幻想文学のつもりで読んだものばかり。海外編はわりと古い作品の発掘ものがランクインしているのも特徴的だなとは思った。

巻頭には『近畿地方のある場所について』映画化記念ということで白石晃士監督と原作者の背筋の対談が掲載されている。これはなかなかベストマッチなんだじゃないでしょうか。
デビュー10周年ということで澤村伊智のインタビューと既刊のレビューも掲載。『ぼぎわんが来る』しか読んでないのだが、あれはたいへんおもしろかったのでその後の本も読みたいと思っている作家である。
その他、映画、マンガ、ゲームなどのランキングも掲載。映画も去年はあまり新作が観られなかったので既視聴率は低い。
ホラーというジャンル自体は嫌いじゃないはずなのだが、こうしてみるとあんまり新作をフォローできていないのが歴然である。せめてランキング上位作品くらいは読んでおこうと、殊勝に思ったのでした。別に義務感とかじゃなくて、実際面白そうだからね。
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