自分なりの楽しみ方を見つけたい―『BRUTUS特別編集 合本・写真術』【69冊目】

03 Books

写真への興味が出たところで2011年に買ってあった雑誌を読んだ。
「28人の写真家が教える、撮影術とルール」と表紙にあるが、まあ写真家のインタビュー集である。
ポートレイトに風景写真、写真の選び方や写真集の組み方、影響を受けた写真集紹介など、実際の写真も満載で様々に語られていて読み応えがある。あと、この頃すでに一般誌でも「ZINE」って言葉は出てきてますね。

篠山紀信の「写真術公開授業」という特集については、ちょっといまではNGだろうと思う部分も多々あるが、若手(当時)女性写真家たちとの対談などを読むとなかなかしっかり各写真家の作家性を読み取ってるところも見受けられてやっぱり大したもんだ。

一番面白かったのは最後のほうに載っている、写真家たちが自分に課している「ルール」の紹介。
風景写真では「曇の日に撮る」とか、人物写真では「立ち位置を本人に決めてもらう」とかいった具体的なもののあれば、「自分のルーツに忠実に」といった精神的なものもある。可笑しかったのはクボケンさんの「アーティストは売れる前に撮れ」というもの。後々売れたら儲かるからと(笑)。

とりあえず自分もなるべくカメラは持ち歩こうと思いました。

BRUTUS特別編集 合本・写真術 | ブルータス| BRUTUS.jp
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