ベルギー―『EL ZINE vol.41』【135冊目】

03 Books

巻頭はベルギーのパンク/ハードコア特集。サブジャンルごとに代表的なバンドのインタヴューを掲載。グラインドコアのAgathoclesは日本のバンドともたくさんスプリットを出しているのでぼくでも知っていた。同じベルギーでもシーンが違うとやはりあんまり交流とかはないものみたい。そのへんはまあ日本でも似たようなものか。

毎号なにかしら掲載される70’sパンクは今回はBLACK AND WHITE。ライヴ観たことある。70’sのバンドはやっぱみんなルックスがかっこいいよね。インタビュー内容は無愛想さが印象に残る。

メキシコに「敗北」という名のバンドがいるという。GUDONの曲名からつけたそうなのだが、ページをめくったらでっかく「敗北」って書いてあるので何かと思った笑

NYのBABY SHAKESはけっこう何度も来ている印象があるけど日本のバンドについての言及も多い。特に印象に残ったのはVERTIGOS。もともとScumraidのことも知ってたようなんだけど、VERTIGOSをやるにあたってJuyongさんが念頭に置いていたのがBABY SHAKESだったというのは過去のインタヴューでも話していたことなんだが、なんとカバーしたいから歌詞を教えてくれと連絡していたとか。そういう姿勢大事。

大越よしはるさんのコラムはピストルズ、クラッシュ、ダムド、ストラングラーズ、ジャムといった有名どころを「EL ZINEっぽい切り口」で紹介するという試み。DISCHARGEなど意外とピストルズの影響は大きいみたいなことをデモ音源などから明らかにしていく。

やはり巻頭のベルギー特集が良い。このところ日本のバンドの表紙が続いたのでということなのだが、こういうのをやってくれるところが好き。

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