作品以外の部分が邪魔をして楽しめなかった―『サンドマン5 あなたのゲーム』【79冊目】

03 Books

ケンと離婚してから夢を見ることがなくなったバービー。
親友のトランス女性ワンダと外出すると、巨大な犬が駆け寄ってくる。銃撃されて息を引き取る犬から、バービーは宝石を渡される。その犬は、かつて夢の中にいた家臣の一人だった。
その晩、カッコーの使いである鳥が見せる悪夢の世界にバービーは閉じ込められてしまう。同じアパートに住んでいた魔女(若く見えるが実は数百年生きている)が異変に気づき、同じくアパートの住人であるレズビアンのカップルととものバービーの夢の中へ……。

面白いんだけど、刊行時にはLGBTQキャラの扱いについての批判があったという。それもまあたしかになと思う。実際、ぼくも読んでてモヤるところはあった。それはニール・ゲイマンに関する報道がどうしても頭をよぎってしまうせいでもある。
そもそもニール・ゲイマンの本を純粋に楽しむことはもうできないのかもしれないな。『サンドマン』シリーズは定期購読しているからそのままこの最新刊も届いたのだが、今後どうしようか考えてしまった。

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