病み上がりの妻が「元気の出る映画が観たい」というのでこれを観たのでした。

2005年の韓国。自動車で追突し、車から出てきた運転手を殺すという通り魔殺人が起きていたが、警察はこれが連続殺人であることに気づいていない。事件の連続性に気づいたはぐれものの刑事が独断で操作を始める。
一方でマ・ドンソク演じるヤクザの親分が連続殺人犯に襲われる。これまでで唯一の生存者であるマ・ドンソクは自ら犯人に復讐するため、部下たちを使って犯人を探し始める。
日頃、マ・ドンソクの経営する違法カジノを追求していた刑事だが、連続殺人犯を逮捕するためにマ・ドンソクと協力することに。警察の科学捜査力とヤクザの人海戦術がタッグを組むことになる。
対立するヤクザ組織との抗争なども絡んで複雑化していく中、二人は犯人を次第に追い詰めていく――
とにかくマ・ドンソクが良い。刃物を持った殺人鬼も、バットで武装した対立組織も基本的に拳で撃退。幹部クラスの会食で嫌味を連発している奴がいるかと思えば血が出るほどビンタして黙らせる。
最近は可愛げを全面に押し出した役で人気だが、こういう悪い笑顔もたまには見たいところ。

ていうか恥ずかしながら『犯罪都市』とごっちゃになってたので、最後まで観たところで「これがシリーズになるのか、すげえなあ」と変な感心をしてしまった。
妻は元気が出たそうです。
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