新人・新鋭特集ということで、巻頭に新鋭の作品がたくさん載っている。
当たり前だけど新鋭といっても尖ったものばかりではなく、ぼくのあまり得意でない「日常を切り取る」系みたいな人も結構いるのだな。
個人的によかったのは
・小川芙由「エニィ・エニィ」
・布施琳太郎「種の季節性誤変換」
・張文經「そのひとの呼吸」
最近の詩は改行に工夫のあるものが多いのだろうか。
竹中優子、向坂くじらなど小説を先に読んでいた人もいる。
現代詩手帖賞の発表号でもあり、受賞作の2作、芦川和樹「結合は夢差し色コンデンスミルク(抄)」と水城鉄茶「同じうたをうたう」はいずれも面白い。
自分が好きな詩というのは
・変な言葉を使うもの/言語実験的なもの
・幻想的でスタイリッシュなもの
みたいな路線なのかなとちょっとわかってきた感じがある。
あと、台湾の詩人、鴻鴻の講演と作品が掲載されている。この人の詩集はだいぶ前に台湾旅行に行く際に買ったので持ってるのだった。
思潮社 現代詩手帖 » 2023年4月28日発売 現代詩手帖5月号
詩の本の思潮社 2023年4月28日発売 現代詩手帖5月号
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