先日、ライムスター宇多丸さんのラジオ「アフターシックスジャンクション2」（アトロク2）で「このマンガがすごい面白い2025」というのが放送された。
そのなかでトップで紹介されていたマンガがスズキロク『よりぬきのん記2024』。紹介者が「手に入りにくいものだという自覚はあります」と言っていたように、ほかの出演者たちも全員初めて見たという反応。
それもそのはずで、「のん記」というのはマンガ家／歌人のスズキロクさんがツイッターの鍵付きアカウントで毎日更新している日記4コママンガであり、それを年に一回「よりぬき」としてセレクトして自分で本にしているというものである。
ZINE界隈ではちょっと前から日記本ブームなんてことも言われているが、それよりだいぶ前から続いている長期連載だ。
で、その最新作が紹介された！めでたい！と思ったはいいが、考えてみたらそれはまだ買ってなかった！ それどころか去年出たやつも持ってるけど読んでなかった！ ということで、手元にあるなかで一番新しい昨年版をようやく読んだ次第である。
なんてことのない日常のおかしみみたいなものを集めたものなのだが、長く続けていくとそういうものでも表現のインフレが進んでいくところが妙に面白い。顔芸が極端になってきたりとか。
あと、毎年豪華な解説者やら帯コメントがついたりするのだが、今回の鴻池留依の解説も大変に面白い。
2023年版はもう在庫ないみたいだけど、最新版はまだあるようなので買うならいまのうちである（ぼくも買おうと思います）。
あと、レコードおつかい編シリーズも面白いのでおすすめです。
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