ぼくにとってレヴューとは―『激音夜話 ISSUE OF REVIEW』【118冊目】

03 Books

先日刊行された『激音夜話 ”3LAインタビュー傑作選 2010~2025″』もまだ読んでないのだが、棚からこれがでてきたのでとりあえずこちらを先に読んだ。

Long Legs Long Arms(略称3LA)という激情ハードコアなどを主に扱うディストロ/レーベルからのZINE。奥付等ないのでいつ出たのかわからないが、本文の記述を見た限りでは2020年かな。版元のサイトには「売上については各店舗への寄付となります」という記述があるので、コロナ禍での店舗支援みたいな意図で作らたものかもしれない。
タイトルからしてディスクレビューが載ってるのかなと思って開いてみたら、いろんな場で文章を書いている人に「レビューとは」という質問を投げかけたアンケートだった。

ここまで書いてきて、本当にこの本について何も知らなかったので我ながらちょっとびっくりするのだが、たぶん買った時点では全部把握してたんだけど完全に忘れてるんだと思います。

参加者は以下の面々。知ってる人もいれば知らない人もいる。

夏目 進平 (Marunouchi Muzik Magazine)
アギッチ (となりの部屋から超鋼鉄重低爆音)
でかいエドさん (Decayed Sun Records)
トモヒロツジ (cllctv.,bookshelf distro)
マキノ (Rodentia Collective)
s.h.i.
冬のしじま (life-4)
久保田 千史 (AVE|CORNER PRINTING,clinamina)
高橋 秀明 (1020distro,midnight parade)
高鳥 慎吾 (TheScytheWillRustAway DISTRO,agak,xonto)
死ンカ異 (motorpool records distro)
千田 正憲 (blue sketch.)
渡辺 (unk distro)
mztn (3LA)

レビューとの出会いとか、自分が書いたものの中でよく書けたレビューとか、あんたにとって良いレビューとは、といったことを聞いている。いろんな意見があるけど、やはり求められてるのは単なる「情報」ではないようだ。
s.h.i.さんが言っている聞き手にとって「理解の助けになるもの」というのが自分の考えに近いかなとは思うが、ぼくの場合はそこに加えてやはり「単独で読んで面白い」ことを求めたいとは思う。
あと、「レビュー」と「批評」の関係みたいなところで、よく豊崎由美さんが言っている「書評は批評とは違う」みたいなことも思い出したりした。

3LA -LongLegsLongArms- / ISSUE OF REVIEW / 激音夜話 (ZINE)

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