03 Books おれは本当に昭和50年生まれなのか―「昭和50年男 2021年7月号」【87冊目】 2021年にこの号が出た直後に小山田圭吾の炎上があり、回収とかになるかも!と思ってとりあえず買うだけ買ってあったやつを今頃読んだのだった。特に回収とかはなかったみたいだ。 1997年の邦楽が熱かったという特集。表紙にもなっているCornel... 2025.05.05 03 Books1000冊紹介する
03 Books 日本語の大変動期―『当世書生気質』【85冊目】 一年で大きくカルチャーが変動する時期というのがある。 60年代ロックを聴いていると、とにかく1~2年の間に一気にサウンドが変わっていくので驚かされる。64年と65年ではだいぶ違うし、67年と68年の違いもたいへんなものだ。明治期の文学という... 2025.05.05 03 Books1000冊紹介する
03 Books Be Fun Be Freeー『Bollocks No.078』【84冊目】 隔月刊のパンク雑誌最新号。 巻頭はLaughin' Nose。現編成での6曲入りミニアルバム『Be Fun Be Free Laughin' Nose』をリリースしたことと、メジャーデビュー40周年とのことで、4人でのインタビュー。2023... 2025.05.01 03 Books1000冊紹介する
03 Books まずは必読『ブラック・カルチャー 大西洋を旅する声と音』【83冊目】 ニュースが出てからずっと楽しみにしていた一冊だ。 著者の中村隆之氏は早稲田大学の教授で、専門はフランスおよびカリブ海文学。アフリカ文化なんかもやっており、音楽系の著書としては『魂の形式 コレット・マニー論』という本をカンパニー社から出してい... 2025.04.30 03 Books1000冊紹介する
03 Books ZINEってこういうことだし編集者ってこういうことだと思った―『幸せってこういうことだと思う日記』【82冊目】 〈百万年書房〉を主宰する編集者の癌闘病日記第三弾。というか術後生活日記?病院食のまずさに辟易としつつも入院中も著者などとのやりとりは活発に行い、退院後は精力的に外出して人と会っている。基本的なことなんだけど編集者として大事なことだなあと改め... 2025.04.29 03 Books1000冊紹介する
03 Books 内容と形式の一致―荒俣宏『すぐ役に立つものはすぐ役に立たなくなる』【81冊目】 現代の博物学者が好きなことの研究に没頭してきた人生を振り返り、自身の勉強法を指南した本。 まずは自分の好きなものを見つけること。人気のないもの、役に立たないもの、ニッチなものこそチャンスという発想はとみさわ昭仁さんのコレクションの理念と近い... 2025.04.28 03 Books1000冊紹介する
03 Books 思いのほか深い世界―『美術手帖 2025年1月号』【80冊目】 先日、箱根のポーラ美術館に行った際に、古新聞・古雑誌を模した陶芸の作品があった。新聞の紙面やマンガ雑誌の表紙などが表面に描かれ、紐で結ばれて資源ごみに出されようとしているもののようになっているというものである。前にも別な美術館で観た記憶のあ... 2025.04.27 03 Books1000冊紹介する
03 Books 作品以外の部分が邪魔をして楽しめなかった―『サンドマン5 あなたのゲーム』【79冊目】 ケンと離婚してから夢を見ることがなくなったバービー。親友のトランス女性ワンダと外出すると、巨大な犬が駆け寄ってくる。銃撃されて息を引き取る犬から、バービーは宝石を渡される。その犬は、かつて夢の中にいた家臣の一人だった。その晩、カッコーの使い... 2025.04.26 03 Books1000冊紹介する
03 Books 数年後に読むことの良さ―『現代思想 2021年5月号 特集=「陰謀論」の時代』【77冊目】 議事堂襲撃事件から企画された特集なのだと思うが、今後「第二、第三のトランプ」が現れるかもしれないと語られており、さすがに本人があんなふうにより強力にカムバックするとは思わなかっただろう。 まず特集巻頭の対談で当時の見取り図がよく整理されてい... 2025.04.24 03 Books1000冊紹介する
03 Books ウィリアム・S・バロウズ『クィア』【76冊目】 まだバロウズがバロウズになる以前の作品だったのかもしれない。 映画をきっかけに復刊されたバロウズの第二長編。自身のメキシコ逃避行時代の経験を小説にしたものである。そのあたち、前作『ジャンキー』と次作『麻薬書簡』との関連も含めて柳下毅一郎さん... 2025.04.23 03 Books1000冊紹介する