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03 Books

「たえまない光の足し算」と「トラジェクトリー」―『文學界 2025年6月号』【152冊目】

前回から、「芥川賞候補作の載っている文芸誌を一冊丸ごと読む」というのをやってみている。今回は候補が4作しかない。そのうえ、うち2作は同じ雑誌に載っているので楽だ。ということで、まずは候補作2作掲載の「文學界」6月号。芥川賞候補作は日比野コレ...
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継続の力―『EL ZiNE vol.49』【151冊目】

vol.0からスタートしているのでこれが50号目。隔月で出し続けるだけでもすごいが、この継続力もすごい。見習いたい。 巻頭のEVILはブラック・スラッシュメタルの新鋭。これまでの全ライヴが1ページに掲載できるくらいの活動歴なのにNuclea...
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名古屋ビートというのがあるのか―『Bollocks No.079』【150冊目】

なんといっても巻頭のヒカゲ・中村達也対談がおもしろい。ヒカゲさんの前では達也さんもいまだ若造という感じで微笑ましいというか、ヒカゲさんの懐の深さが際立つ感じ。達也のドラムは歌いにくいとみんな言うとのこと。やっぱりそうなのか。 ポール・シムノ...
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情報量の多い号―『EL ZiNE vol.47』【149冊目】

巻頭はNoNoNoの超ロングインタヴュー。一度活動休止するも復活してアルバムをリリース。しかしその後また活動休止に、という流れをたどったバンドだが、結成の経緯から一貫してドラマーのSK氏の熱意が印象に残る。その熱意と誠意からインタヴューも3...
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とにかく上手さに舌を巻く―スティーヴン・キング『ビリー・サマーズ 下』【148冊目】

先日読んだ上巻に続き下巻を読みました。 気を失っていた若い女性アリスが目を覚ました上巻のラストの続きから始まる。ビリーはアリスを落ち着かせて話を聞き、前日に薬をもられてデートレイプの被害にあっていたことがわかる。それまで暮らしていた環境すべ...
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生徒も大変だ―『現代思想 2025年4月号 特集:教育は敗北したのか』【147冊目】

前に同じ『現代思想』の教育特集を読んだ際には、コロナ禍だったこともあって教育現場や教師の状況、それに受験改革に関するトピックが中心だった。今回の教育特集では、生徒・学生の状況を論じたものが中心になっているようだ。 巻頭の児美川孝一郎+本田由...
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音楽雑誌の価値―『EL ZiNE vol.45』【146冊目】

2020年刊行の号。この頃はやはりコロナ禍に関する話題が多い。以下、印象に残った記事を。 巻頭はLUCIFER。パンクでもハードコアでもないドゥームロックバンドがこの雑誌の表紙というのは珍しいのでは。メンバーのルックスは前から知っててかっこ...
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浮世離れした面白さ―トーマス・マン『魔の山 Ⅰ』【144冊目】

プルーストを読み終えて、さて今度は何を読もうかなと考えていたのだが、そこで思いたったのが『魔の山』であった。サナトリウムを舞台にして書かれた小説で、しかも執筆期間が第一次世界大戦を挟んだことで当初の予定と大幅に変わったのだという。これはまさ...
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パンクもいろいろだな―『EL ZiNE vol.44』【143冊目】

43号は持ってなかったのかな。毎号買ってたつもりなんだけど、ところどころ歯抜けがある。 ということで『EL ZiNE』の44号、巻頭はデトロイトのスカムメタルパンクス、Shitfuckerの2ndアルバム発売記念インタヴューである。バンド名...
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ヤンキーサイバーパンク―天沢時生『すべての原付の光』【142冊目】

豊穣な日本SFの新鋭にまたひとり、注目の書き手が登場か。 いずれもぶっ飛んだ5篇を収録のデビュー短編集である。収録作は以下の通り すべての原付きの光ショッピング・エクスプロージョンドストピア竜頭ラゴス生体都市 まず冒頭2作でぶっ飛ぶ。表題作...