引き続き積読棚から雑誌のバックナンバーを引っ張り出して読んでいる。2019年刊行の第38号。この時10周年だったそうだ。

巻頭には津山パンクシーンをずっとリードしてきたSKIZOPHRENIA!のインタビューが2本。リーダーであるVoのYu氏と、ベーシストであり津山でバー猫目を開店したYoshio氏。津山というと昔は「30人殺し」しか思い出さなかったわけだがいまやEL ZINEの海外バンドインタビューを読んでいてもSKIZOPHRENIAの名前はよく挙がっている。
70’s KBDパンクのThe GEROSのインタビューもパンク愛が熱くてよかった
愛の深さといえばUSの若手AMBUSHはデビロックヘアでノイズクラストをやってるという変わり種。とにかくグレン・ダンジグへの愛が強すぎる。「バンドを5つ挙げろと言われればDISCHARGE、DISCLOSE、MISFITS、SAMHAIN、DANZIG」って。
BOY大倉氏&スラスラ久保田さんの北欧スラッシュ対談はとにかく固有名詞の嵐で全然わかんないんだけど熱量は高い。自分でも調べて聴いてみたい。
TOM AND BOOT BOYSのマイアミ・ツアー・レポートは、なんとTOMの都合に合わせてフェスの開催日が決定されたという。招聘者の熱意あるシゴデキ人間ぶりが印象的
パンク雑誌でありながらマリア観音のインタビューが載るところが良い。自分の理想とする演奏ができるプレイヤーがいないので結果としてマルチプレイヤーになってしまったというのがすごいよな。
隔月刊で毎号「もうすぐ来日」のバンドが2~3載っている。前にも書いたけど、テン年代後半は本当にアンダーグラウンドなパンク~ハードコアの来日が盛んだった。当時は正直あんまりフォローできてなかったんだけど、この盛り上がりはちょっとはもどってきているのかな。
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