読書メモは楽しい―五藤隆介『アトミック・リーディング』【61冊目】

03 Books

最近特に意識的に読書メモをつけるようになった。
以前は気が向いたら紙のノートにメモしていたのだが、最近は読書メモをつける流れを見直しており、以前よりもマメに記録をつけている。そんな興味から読んでみたKindle本がこちら。

「読んだ本について語れるようになるための読書メモのすすめ」みたいな内容。ノウハウ的なことも載っているが、どちらかというと「最初は面倒くさく感じるかもしれないけど、読書メモを取ると読書が倍楽しくなるよ!」みたいなことが主に言われている。
どちらかというとそもそも読書自体がそこまで習慣になってるわけじゃない人に向けて書かれてるのかもしれない。特に前半は、読書の習慣をつけてメモの習慣をつけるとこういうところが嬉しいみたいな話が中心で、自分にとってはそこはいいかなという感じではある。

著者の場合、まず一回目はざーっと読んで全体の構造を把握する。それでOKな本はそこまで。
丁寧に読みたいと思った本は2回目に、メモを取りながら読む。全体の要約とかは考えず、面白いと思ったディテールを記録していく。
その後、メモアプリ的なものにメモを清書していく。その際、「~は~である」というテーゼの形でメモの要約を書くようにする。対象となる本のノートにはテーゼとなったメモがリンク形式で並び、リンク先により詳細なメモがある。
続けていくうちに複数の本の間でノート同士のリンクが生まれてくることがあり、それが楽しいという。
著者はObisidianを使っているようだが、ぼくが使っているCosenseでも同様のことはできる、というか、ぼくもそれが狙いでやっている部分がある。
一冊の本についてのノートはテーゼ形式のリンク集になっていて、それぞれがまた個別のノートになっているという形はCosenseでやると面白い気がするので、ちょっと真似してみようと思う。

あとはノートの振り返りが推奨されている。これはやったほうがいいのはわかってるんだけど、現状ではぼくはあんまりできていない。Cosenseでリンクを作った際に、下にぶらさがってきたノートに目を通すくらい。
1週間後、1ヶ月後、1年後くらいの間隔で見直すといいというのだが、Cosenseだとそれはちょっとやりにくいのでどうしたらいいかなと思案中。

『アトミック・リーディング: 読むことと書くことから考える読書術』 - ごりゅご.com
『アトミック・リーディング: 読むことと書くことから考える読書術』 - ごりゅご.com

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