去年はけっこう読んだなあ。
早川書房から毎年出ている年間ベストアンケートのムック。もう4月だが先日ようやく入手したので目を通した。

例年よりも年間ベストの既読率が高い。特に国内編はベスト10(同率10位が2冊あるので11冊)のうち8冊は読んでいた。こうなると残り2冊も読んでしまいたい。海外編はベスト10のうち4冊。
国内海外とも1位の作品は読んでるのだが、どっちも「そんなにいいか?」という気はする。まあいずれもSFらしいSFだからな。
海外編については大森望さんがアンケート本文で「低調」とはっきり書いているのが印象的。特に英語圏。そもそも出版点数が少なかったとのことで、特にハヤカワ文庫が少なかったようだ。たしかに、そこまでしっかりチェックしているわけでもない自分から見てもなんとなく体感的にそんな感じはする。やっぱ円安のせいかなあ。
一方で中国SFのアンソロジーがいろいろ出てるのも特徴的で、『長安ラッパー李白』などぼくも読んだし面白かった。中国SFだと『無限病院』の評価がやはり高い。
対象的に国内SFは多くの人が豊作と言っていて、ランク外の作品まで見ても面白かったものがいろいろあるので、それもよくわかる。
とりあえず取りこぼしで気になるものを読みつつ、今年もSFの新作で気になるものはチェックしていきたいなと思いました。

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