『ユリイカ』の追悼特集を読んでいて、やはり『遊』をどのように作っていたかという話が面白いなと思っていたので手に取ったのがこちらである。
『遊』時代に綴った「編集エッセイ」を緊急追悼出版したものだという。

「編集エッセイ」というくらいで、目次、本文組、見返し、ルビ等々、書物の様々なパーツにまつわるエッセイが中心で、あんまり具体的に実作業の話をしてくれているわけではない。独特の胡散臭い感じも含め、まあ過去の著作をいろいろと読んだことのある人間にとってはあんまり新鮮味はないかなというのが正直なところ。
『遊』の誌面があれこれ掲載されてるのは嬉しい。
編集宣言/工作舎
編集とは世界と向き合うことである。そこには方法の発見があり、関係の発見がある。2024年8月に逝去した工作舎初代編集長 松岡正剛が、『遊』時代に綴った編集エッセイを緊急追悼出版。
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