近年、多くのZINEイベントに出店しているひとり出版社・書店が「ビーナイスの本屋さん」である。
その出店記録をまとめたのが本ペーパーだ。広げるとかなり大きい。

出版社「ビーナイス」として2013年に独立。2020年頃よりイベント出店を開始しているのだが、その背景にはコロナ禍で困っている同業者たちの声というのがあったようだ。
活動に込められた御本人の思い、そして〈破船房〉房主こと仲俣暁生さんの寄稿(橋本治の、本は今後富山の薬売りのような商売になるという発言を引いている)、そして本ペーパーを企画・制作したZINEレーベル〈十七時退勤社〉のお二人によるあとがきなどが掲載されている。
出店リストを見ると自分が今後出店を検討するにあたっての参考になるかと思って文学フリマで購入したのだが、これを見ているとやはりここ2年くらいで劇的にZINEイベントの数が増えていることがわかる。
もちろん「ビーナイスの本屋さん」だってあらゆるイベントに出店しているわけではないので、実数はこの何倍かになるのだろう。
なんかそういう情報がどこかにまとまってると便利なんだけどなーといつも思うのでした。
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