『ディスクレーマー 夏の沈黙』

05 Movie

Apple TVオリジナルのドラマって初めて観たんだけど、思いのほかレベルが高かった。

イタリア旅行に訪れた若いイギリス人カップル。だが、女性のほうは家庭の用事で先に帰国することに。ひとりリゾート地に残った青年ジョナサンは魅力的な人妻と出会う。

活躍中の女性ジャーナリスト、キャサリン(ケイト・ブランシェット)のもとに一冊の本とともに、過去の自分を写した写真が届く。やがて同じものが彼女の周辺にも届き始める。

かつて息子を亡くし、その後妻も亡くしたもと教師スティーヴン(ケヴィン・クライン)。妻の死後何年も立ち直れずにいたが、思い立って遺品の整理に着手。すると机の引き出しに彼女が書いた小説の原稿と写真の束を発見する。彼はそれを自分が書いたものとして自費出版で本にする

という3つの視点で、20年前のイタリアと現在のイギリスでの出来事が語られていくサスペンス。
自らプロデューサーも兼ねている主演のケイト・ブランシェットを筆頭に役者陣がみんないいし、演出も脚本もハイレベル。


終盤の展開が重いので「おもしろい!おすすめ!」と気軽に言ってしまっていいものかどうかは迷うところだが、大傑作だと思う。
ケイト・ブランシェットは今年頭に観た『ボーダーランズ』が酷かったのでどうしちゃったのかと思ったのだが、安心しました。

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