図書館で蔵書されている『現代思想』のバックナンバーを全部読む試み、今回は2021年4月号。ちょうど4年前の号だ。

2021年、当時の萩生田文科相のときに問題になった受験改革を皮切りに、語学教育の会話重視志向や国語教育(「論理国語」と「文学国語」)、コロナ禍と「アクティブ・ラーニング」、IT化(GIGAスクール構想って言うんだ……)。教員の過重労働問題、コロナ禍での学校環境など、ニュースなどで身近だった話題が取り上げられており読み応えがある。
特に学校での労働環境は、まあいろいろあるけどやはり政治が悪いんだなっていうのを実感。まずは小泉政権以来、少子化以上のペースでの人員削減が求められてきたこと。氷河期時代に極端に採用が少なかったため、団塊世代が引退するにともなって30~40代の中核層がゴソっといなくなったこと。それでいて度重なる教育制度の変更で科目が増えたりカリキュラムが変わったりで年間のコマ数は増え、最近では夏休みも減らしたりしないといけなくなっていること。教員の労働運動などが極めて制限されていること(日教組憎しみたいなのも関係してるのかな)。こういったことが重なって教師が不人気業種となっている現状、なかなか将来のことを思うと大変だ。
青土社 ||現代思想:現代思想2021年4月号 特集=教育の分岐点
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