ナチスの足音が近づくルーマニア。
年老いた言語学者のドミニクは自分の仕事を完成させられなかったことを悔いながら、若い頃に別れた恋人のことを思い出す日々。
ある日雷に打たれたショックで身体は若返り、あらゆる言語に精通する超知能を獲得する。
彼に目をつけたナチスに追われ逃走、スイスなどを転々とするうちに戦後を迎え、かつての恋人とそっくりな女性と出会う……
2007年作。なんとなく『ペギー・スーの結婚』や『ジャック』と似たテーマではある。
能力を得たところで現れる別なドミニクたちがなんだったのかも今ひとつわかないし、ラストのどっちとも取れる感じは『ペギー・スー』にも通じるかな。
それであの3本のバラはけっきょく何だったの？
とまあよくわかんない映画だが、わかんない映画は嫌いじゃない。
そもそもこの映画を撮る前に『メガロポリス』の企画があり、それが頓挫してこれが浮かんできたのだという。ということでそろそろ『メガロポリス』も観たいんですがね。
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