03 Books 寝るのがゴダール体験の醍醐味とはいえ―映画プログラム『イメージの本』【127冊目】 ジャン=リュック・ゴダールの遺作と言われるものは死後「本当の遺作」「正真正銘の遺作」といったものが続々と出てきた(『Scenarios』が「正真正銘の遺作」らしい)のだが、とりあえず生前最後に公開された長編映画としては『イメージの本』という... 2025.06.18 03 Books1000冊紹介する
03 Books デヴィッドといえばボウイとヨハンセンとリンチとフィンチャー―『ユリイカ2025年4月号 特集=デヴィッド・リンチ』【126冊目】 「ユリイカ」のデヴィッド・リンチ追悼号。リンチの追悼特集みたいなものってあまりチェックしてないのですが、滝本誠さんはどこかに書いたのかな(とりあえずこれには載ってなかった)。 巻頭の未邦訳インタヴューはなんとなく話題がとっ散らかった感じはあ... 2025.06.17 03 Books1000冊紹介する
03 Books ドラマの前に原作を―マーサ・ウェルズ『マーダーボット・ダイアリー 上』【125冊目】 Apple TV+のお試しを利用していろいろと楽しんでいる。先日よりいくつか紹介しているが、いまはセス・ローゲンのコメディドラマ「ザ・スタジオ」を観ています。 そんなAppleオリジナルでドラマ化されたSF小説が『マーダーボット・ダイアリー... 2025.06.17 03 Books1000冊紹介する
03 Books その意気やよし―『ワタツミ vol.01』【124冊目】 昨年春の文学フリマで買った批評同人誌。ちょっとどういう経緯の人たちが作ったものだったのかは覚えてない(ほんの一年前なのに……)。 「総特集アメリカ」と、なかなか大きく出た。その意気やよし。まだバイデン政権だったころなんだな。目次は以下の通り... 2025.06.12 03 Books1000冊紹介する
03 Books 高田馬場から古代ギリシャへ―カリベユウキ『マイ・ゴーストリー・フレンド』【123冊目】 こんな話になるとは思いもよらなかった。というような小説はよくあるっちゃあるんだけど、これはなかなかである。 主人公は売れない女優・佐枝子。仕事にあぶれて困っているところ、怪異の起きている団地に潜入してのドキュメンタリー映画のレポーター役とい... 2025.06.11 03 Books1000冊紹介する
03 Books 偉業―村上巨樹『ミャンマーCDディスクガイド』【122冊目】 『刻まれた音楽とノイズ』に続き2024年に刊行されたのがこちら。大幅にボリュームが増えて152ページ!そして今回もオールカラー! そもそも前作では個々のアーティストや作品の紹介はなかったのだが、今回は著者がこれまでに入手したCDをすべてレビ... 2025.06.10 03 Books1000冊紹介する
03 Books フィールドノート―村上巨樹『刻まれた音楽とノイズ ミャンマーのレコード事情』【121冊目】 ギターとドラムの二人編成でものすごく複雑な音楽を演奏するte_riというバンドがある。かつて彼らが2017年に『kasugai low gravity』というアルバムをリリースした際にオフィシャルインタビューを担当させてもらった。ちなみにい... 2025.06.10 03 Books1000冊紹介する
03 Books 同人誌の層が厚いジャンル―「Re-ClaM ex vol.5」【120冊目】 2023年刊行。たぶん刊行時の文学フリマで買ったんじゃなかったかな。 表紙画像は白地に赤だが、実物は茶色い紙に赤一色で印刷されているんでちょっと印象が違いますね。 古典ミステリ研究の同人誌「Re-ClaM」の別冊で中短編の翻訳が3本掲載。 ... 2025.06.07 03 Books1000冊紹介する
03 Books ボリュームは小さいが企図は大きい―稲葉振一郎『市民社会論の再生 ポスト戦後日本の労働・教育研究』【119冊目】 近代(ざっくり19世紀)→現代(ざっくり20世紀)→現代という段階的な時代区分の根っこにあるのはマルクス主義歴史観だが、マルクス主義自体が失効している現在において、その段階論も見直されつつある。そのまとめ直しを、労働運動の研究者である東條由... 2025.06.07 03 Books1000冊紹介する
03 Books ぼくにとってレヴューとは―『激音夜話 ISSUE OF REVIEW』【118冊目】 先日刊行された『激音夜話 "3LAインタビュー傑作選 2010~2025"』もまだ読んでないのだが、棚からこれがでてきたのでとりあえずこちらを先に読んだ。 Long Legs Long Arms(略称3LA)という激情ハードコアなどを主に扱... 2025.06.07 03 Books1000冊紹介する