実は「渋谷系」で一番好きな人―『TV Bros.特別編集 BPM ブロス・プラス・ミュージック vol.4』【102冊目】

03 Books

小西康陽を特集したムック。
TVブロスの増刊で、コンパクトながらなかなか充実している。過去には小山田圭吾や細野晴臣の特集をやっているらしい


カラーページで紹介されるこれまでのデザインワークはCDやレコードはもちろんのことながら、紙ものなどが楽しい。こういうの作るのが好きなんだなというのが伝わってくるし、ぼくもそういうのは好きなので。
年間映画メモはHoneycomというサイトで毎年公開されているが、あいかわらずよく観てるなあと感心する
自分にとってはやはりブックガイドコーナーが興味深い。吉行淳之介とか読んでると言われると、なんとはなしに納得感がある。
近年は弾き語りでの活動を展開しているということもあり、歌詞に着目したインタビューが面白い。かつてロッキング・オンなどのインタビューで、自分の経験を歌詞にしているのかと聞かれて「全部ウソです」と答えていたが、実はそれこそがウソでほとんどが自分のことだったとか。
仕方ないのはわかるんだけど、表3~4の広告が全体の雰囲気を壊してるのは残念ではある。

しかしあれですな、デスメタルのZINEの次に読むのが小西康陽っていうのが俺らしいとは思いました。

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