2023年刊行。たぶん刊行時の文学フリマで買ったんじゃなかったかな。

表紙画像は白地に赤だが、実物は茶色い紙に赤一色で印刷されているんでちょっと印象が違いますね。
古典ミステリ研究の同人誌「Re-ClaM」の別冊で中短編の翻訳が3本掲載。
うち2作はアメリカのエドワード・ホックの60年代作品。いろいろと人気シリーズを抱えた作家だが、なかでも中心となる「レオポルド警部」シリーズと、スパイ暗号ミステリの「ランドもの」からそれぞれ一本ずつ掲載。
もう一作は英国のシリル・ヘアーによる中編で、映画関係者たちの泊まるホテルで起きた事件から、登場人物たちの隠された人間関係が浮かび上がっていくというようなもの。これが一番おもしろかったかな。
ミステリもSFも同人誌の歴史が長いので水準が高いよなあ。まあやってる人たちもプロだしな。
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