03 Books

報われない―『世界文学全集〈76〉フィッツジェラルド』【103冊目】

父の蔵書より。集英社の世界文学全集からの一冊。父がこの全集をある程度持っているのだが、揃えているわけではないあたりに自分との性格の違いを感じる。ほんとにぼくは父とは似てないんだよな。 さておき、本書では「偉大なギャツビー」(野崎孝訳)ほか、...
03 Books

実は「渋谷系」で一番好きな人―『TV Bros.特別編集 BPM ブロス・プラス・ミュージック vol.4』【102冊目】

小西康陽を特集したムック。TVブロスの増刊で、コンパクトながらなかなか充実している。過去には小山田圭吾や細野晴臣の特集をやっているらしい カラーページで紹介されるこれまでのデザインワークはCDやレコードはもちろんのことながら、紙ものなどが楽...
02 Too Fast To Live Too Young To Die

2025/05/12(月)フロイド談義

10時起床、ノートにモーニングページとウィークリーレビューを書く。ウィークリレビューはデジタルでやってもいい気もする。 昼食にうどんを食べて13時からナオさんと動画収録。飲み会中継番組だが、昼間なので控えめに。 ブログ更新などして17時頃家...
02 Too Fast To Live Too Young To Die

2025/05/11(日)文フリの日

9時起床東京ビッグサイトへ向かう。新宿駅の埼京線がいつも難易度が高くて、またホームを間違えた。11時くらいに東京展示場駅につき、昼食用にコンビニでサンドイッチなど買ったのだが、セルフレジの列だと思って並んでたのがコピー機の列だったという罠。...
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ますます充実の第2号―『diSSUE vol.2』【101冊目】

『オールドスクール・デスメタル・ガイドブック』著者の村田恭基氏と「某ユニオンの暗黒担当」による音楽ファンジンの第2弾。昨年末に出たvol.1が大変すばらしかったので、文学リマ東京40にて最新号を購入した。 前号ではOSDMと70年代プログレ...
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幻想とドキュメントー『現代詩手帖 2023年7月号』【100冊目】

図書館で在庫されている「現代詩手帖」のバックナンバーを全部(2年分)読むプロジェクト。2023年7月号は「夏の作品特集 幻想とポエジー」。幻想的な詩は好きなので、ぼくにとってはなかなか読んでて楽しい号である。 山尾悠子の作品は散文詩というか...
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手を変え品を変えー不破有紀『はじめてのゾンビ生活』【99冊目】

ゾンビものは最近も読んだけど、工夫のあるゾンビものはまだまだいろいろ出てきそうですね。 本書はラノベレーベルの電撃文庫から出ており、著者は本作がデビュー作とのこと。巻頭に行政が配っているようなパンフを模した「はじめてのゾンビ生活」というカラ...
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素材が大事ー上阪徹『職業、ブックライター。』【98冊目】

「ブックライター」というのは聞き慣れない職業名かもしれない。たぶんややネガティヴなイメージも込めて「ゴーストライター」という名称が一般的だろう。有名人とか成功者に話を聞いて、それを文章化して本の形に仕上げるという仕事である。「ゴーストライタ...
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層の厚さを感じるー『現代中国SFアンソロジー 宇宙墓碑』【97冊目】

中国SFのアンソロジー。以下の12篇を収録。 「最後のアーカイブ」顧適(グー・シー)「宇宙墓碑」韓松(ハン・ソン)「九死一生」念語(ニエン・ユー)「アダムの回帰」王晋康(ワン・ジンカン)「一九三七年に集まって」趙海虹(ジャオ・ハイホン)「博...
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観ないとー佐々木敦・浅山幹也『あなたは今、ホラー映画を視ていない』【96冊目】

文学フリマ東京40で購入。 佐々木敦と浅山幹也による対談「『ミシング・チャイルド・ビデオテープ』とその周辺」が巻頭に収録。近藤亮太監督の映画を足がかりとしたホラー映画談義。そもそも佐々木さんの『この映画を観ているのは誰か』で語られなかったこ...